あやふやなこと。ふらついてもいい。リカバリーしよう。

私には脳外傷の後遺症があります。そのひとつに、右半身麻痺で右手と指がうまく動きません。リハビリをやっているおかげで、文字を右手で書けるように回復しました。20フォントの文字までで、小さい文字は書けません。そして、線をまっすぐに引くことが難しいときがあります。思わぬときに線がゆがみます。ゆがんだ文字を書いてしまいます。と同時に、文字を書く「集中」がそこで切れるのです。
てつろ。サンの言葉が浮かんできます、「負けを認める事ができない人は、強くはなれません。」



OTさんから指導されたことがあります。「きちんと・ていねいに。どうしたらできるのか?考えてみましょう。」
文字がゆがんだ時点で、集中力が切れるのは何故? 
山田先生から、「自分の能力の欠損を知ることからリハビリは始まると思います。 山鳥先生の解説の中にもそんなことが書いています。集中力の切れる原因のひとつは自分が今何をしているのか忘れる記憶障害の問題もあると思います。ここでひと踏ん張り頑張っていることの内容を目の前に「ここはこうすること!」
というように書いて貼ってみたりしたらどうだろう? と。 

 

   


 「もっと先を見て。」免許センターで、運転の訓練をして、そう言われました。
「不可能を可能に、可能を容易に、容易を優雅に」
「あなたがしていることを知れば、あなたは望むことができる」
「動くことは生きることであり、動きがなければ生きることは不可能だ。」
「人間は常に学習する能力によって変容する可能性を秘めている。」
(モーシェ・フェルデンクライス)

 

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